【泣ける短編小説】小さな命からもらった大きな勇気

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たみきち
たみきち

とあるパパさんから頂いたエピソードです。号泣です。

うちの息子はありがたいことに、成長が早い方だそうで、10ヶ月で歩き始めました。

当時、『他の子より早い』ということに、妙にステータスを感じ、妻と優越感に浸り、凄く喜んだものです。

そして、息子が1歳になった時、『妻が大泣きする』という出来事は起こりました。

1歳になると、大体のお子様は『ママ』や、『まんま』といった、2語は喋れなくても、1語は喋れるようになる場合が多いのだとか。

妻の友達の娘さんも、1歳になったときには『ママ』という言葉を発することが出来ていました。

ところが、うちの息子は1歳になったのに、その1語ですら、まだ喋ることができません。

『歩くのは早かったのになんで…?』

『もしかして、発達障害!?』

妻と凄く不安になったのを今でも覚えています。

さらに、妻はまた別のことで悩んでいました。

妻は特殊なアートをやっていて、主に、キーホルダーやピアスなどの雑貨、コースターや壁に飾る用など、様々な物にデザインし、ネット販売や出店などをしていました。

作っていく中で、

『なかなか売れない』

『コンセプトを見失ってしまった』

『次どんな作品をつくったらいいかわからない』

など、様々な壁にぶち当たり、精神的に参ってしまっていました。

僕が仕事から家に帰ってきて

『ただいま!』と元気よく声かけた時に、『おかえり』と、口は笑っているけど、表情は暗く、目に泣きあとがついていたのを今でも鮮明に覚えています。

『どんな言葉をかけてあげたらいいのかな…。』

僕は、かける言葉が見当たりませんでした。

妻は、まだ自分に収入がないことを気にして、僕に心配をかけたくないと、あまり辛い表情を見せない様にしていました。

なので、僕はただそっと見守ることしかできません。

しかし、ある日そんな妻の表情に変化が起きます。

『ただいま!』といつものように仕事から帰ってくると、いつも暗い表情をしていた妻が、凄く満面の笑顔で

『おかえり〜!!』

と言ってくれたのです。

でもやはり目元を見ると泣き跡が…

『なんでだろう?頑張って明るく振る舞っているのかな…?』

そう思いましたが、その後の妻の話を聞いて、すべて理解しました。

そして、その日の出来事を、少し興奮した表情で話し始めました。

妻『あんなあ!聞いて!今日〇〇がさ…』

僕『うんうん、〇〇がどないしたん?』

妻『私正直、ここ最近辛くて、涙止まらんかって、どうしようってなってたんやけど…』

僕『そうか。そうやったんや…(知ってたよ)』

妻『〇〇がね…わ、わたしのそば…に来てくれて…』

急に妻の声が震えだし、泣くのをこらえ頑張って話している様子でした。

僕も感極まって、涙が一気に目に溜まっていく感覚を覚えました。

僕『うん…そ、それで…?』

妻『私にがばっと抱きついてくれて…うっ…それで…』

『ママ!ママ!って…初めて言葉喋ってぐれだの…ゔゔ…うれしかった!』

涙が止まりませんでした。

今まで喋らなかった息子が初めて発した言葉が、なんと落ち込んでいる妻に向けての言葉だったのです。

息子は、数日落ち込んでいた妻に、なんとか声をかけたかったのでしょう。

でも、中々うまく発音ができない…。

それでも必死に、妻に想いが届くように、頑張って発した『ママ』という言葉。

これが妻の心を癒やしたのです。

そのおかげで、その日から妻は、嘘のように元気になり、また毎日自分のアートの仕事に楽しそうに取り組むようになりました。

僕は、心から息子が誇らしいと思いました。

そして現在、1歳半になった息子は、元気に走り回り、仕事から帰ってきたら『パパ!』と嬉しそうに走ってきてくれるようになりました。

息子は今も僕たちを支えてくれます。

これからも、お互いに支え合いながら歩んでいきたい。そう思っています。

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