一人目の娘が年少になった時のこと
幼稚園で兄弟のいるお友達と仲良くなった長女。
兄弟がほしいという気持ちが芽生えたのか
「ママ、わたしもきょうだいがほしいな。あかちゃんこないかな」
と頻繁に口にするようになりました。
主人も私も3人兄弟なので兄弟は多い方がいいと思ってはいました。
壮絶な経験
しかし私は、娘を妊娠した時に妊娠初期から大量出血をし切迫流産で入院したのをきっかけに妊娠中期以降もお腹が張りやすい切迫早産になってしまいました。
異例の半年間ほど入院しての出産を経験し、無事に出産したあとも主治医の先生から「2人目も同じように長期で入院するような経過を辿る可能性が高いから、子作り計画をするときにはそれなりに覚悟をしておいたほうがいいですよ」といわれていました。
うっすらと芽生え始めた気持ち
1人目を自宅で育児していたときは1日1日があっという間で2人目を考える余裕がなかったのですが、幼稚園に登園するようになり1人の時間が増えたころにうっすら2人目のことを考え始めていました。思い切って主人に2人目のことを相談してみたところ「1人目と同じように入院するかもしれないししないかもしれない。例え入院になっても半年間くらい僕が家事と育児をなんとかする。後悔しないためにやってみよう」と背中をおされたため2人目を計画することにしました。
順風満帆、とはいかず
ほどなく待望の妊娠をし妊娠初期は1人目とは違い順調に過ごせていたので、幼稚園の送り迎えをしながらゆったりと過ごしていました。
しかし妊娠中期にさしかかろうとした時のことです。
何かとろっと感じがしおそるおそる見てみたら前回同様に大量の出血をしていました。急いで病院に連絡して受診をしたところ同じ症状だったためそのまま入院することになりました。急いで娘の幼稚園に連絡して延長を申し込み主人にお迎えに行ってもらい、入院の準備をして病院にきてもらいました。
駆け付けた娘と夫
病室で寝ている私に娘はびっくりしていました。
しばらくお家には帰れずに病院で寝ないといけないと言ったら大泣きしてしまいました。
普段は私が寝かしつけを行なっているし、幼稚園以外で私と離れ離れになる機会がほとんどなかったため、気持ちの整理がつかなかったのでしょう。
打ち明けたこと
妊娠初期は流産する可能性があるし娘には妊娠していることを内緒にしていたのですが、大泣きして泣き止まない娘を落ち着かせるためにも「(娘の名前)ちゃん、実はママお腹に赤ちゃんがいるの。(娘の名前)ちゃんお姉ちゃんになるんだよ!今赤ちゃんお腹の中で苦しくて病院でみてもらわないといけないの。ママ少しここにいてもいい?」と言ったところ、ぴたっと泣き止みました。
お姉ちゃんになる
自分は念願のお姉ちゃんになるんだ、と小さいながら思った様子で急に「わかった。ママはびょういんであかちゃんとがんばって」と言って、自宅へと帰っていきました。
帰りの車でも主人と赤ちゃんの話でもりあがるなど元気だった様子が、自宅に帰り私がいない状況で出来合いのごはんやお風呂をすませ寝るころになったら、やはりいつもいる私がいないことが寂しくめそめそ泣いていたようです。
しかし2日、3日目とだんだん泣く回数も減り、泣きそうになると「私、おねえちゃんになるから、なかない!」と言ってたらしく、そんな話を主人からLINEされると、まだ子供だと思っていた娘が一気にお姉さんになった気分になりました。
壮絶だった妊娠初期のことを思い出しました。産まれた時のことを思い出しました。赤ちゃんの頃からの様々な記憶が鮮明に思い出されました。
そして一人の病室で涙を流してしまいました。
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